インプラントは
お口の機能を回復できる治療法です
インプラント治療とは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、
それが顎の骨としっかりと一体化してできた土台に人工の歯をかぶせる治療法です。
天然の歯のような見た目を再現するだけでなく、従来の治療法では難しかった
「噛む」「話す」といった口腔内機能を
取り戻すことができます。
噛む力を回復することで
全身の健康維持につながりますhealth effects
噛むために必要な筋力の萎縮を防ぐことは、
お口の健康だけでなく全身の健康に大きな影響を及ぼします。
高齢者の方で介護が必要になってしまう人の多くは、食事をきちんと取ることができていないことが大きな要因となっています。
歯を失って十分に噛むことが出来ない場合
・食べ物を飲み込める大きさにすることができない
・唾液が出ない
・喉に送り込む筋肉の機能が弱る
・首から全身の筋肉が低下する
・脳に刺激が与えられなくなる
口腔機能の回復によって得られる効果
・誤嚥の防止になる
・満腹中枢が刺激され肥満防止になる
・効率よく消化吸収できる
・ボケにくく記憶力がUPする
・口周りの筋肉や骨が強くなり話やすい
インプラント治療によってお口の機能を回復させることで、
①誤嚥性肺炎予防②寝たきり予防③認知症予防
等の老化防止にもつながります。
歯を失ってしまった方の
理想的な治療法として
インプラントをおすすめしていますprevious method
歯を失ってしまった場合、「ブリッジ」や「入れ歯」といった従来の治療法を思いつく方が多いのではないでしょうか。
しかし、これらの方法は将来ほとんどの歯を失う大きな原因になってしまう可能性が非常に高いのです。
治療法 | ブリッジ | 入れ歯 | インプラント |
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イメージ | |||
メリット |
・自費か保険かを選択できる。 ・治療が比較的短期間。 ・手術が不要。 ・固定されているので装着時の違和感がほとんどない。 |
・自費か保険かを選択できる。 ・手術が不要。 ・治療が比較的短期間。 |
・周囲の健康な歯を削ったり、負担をかけることがない。 ・自歯とほとんど同じような感覚で噛むことができる。 ・見た目が美しい。 |
デメリット |
・両隣の健康な歯を削る必要がある。 ・材質によって審美性がよくない場合がある。 ・食べかすが詰まりやすい。 |
・バネが掛かる歯に負担がかかり寿命が短くなる可能性がある。 ・食べかす詰まりやすい。 ・噛む力が低下する。 ・審美性がよくない場合がある。 |
・保険が適用されない。 ・手術が必要。 ・治療期間が比較的長い。 ・骨の状態によって出来ない場合もある。 |
ブリッジ |
・自費か保険かを選択できる。 ・治療が比較的短期間。 ・手術が不要。 ・固定されているので装着時の違和感がほとんどない。 |
・両隣の健康な歯を削る必要がある。 ・材質によって審美性がよくない場合がある。 ・食べかすが詰まりやすい。 |
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入れ歯 |
・自費か保険かを選択できる。 ・手術が不要。 ・治療が比較的短期間。 |
・バネが掛かる歯に負担がかかり寿命が短くなる可能性がある。 ・食べカス詰まりやすい。 ・噛む力が低下する。 ・審美性がよくない場合がある。 |
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インプラント |
・両隣の健康な歯を削る必要がある。 ・材質によって審美性がよくない場合がある。 ・食べかすが詰まりやすい。 |
・保険が適用されない。 ・手術が必要。 ・治療期間が比較的長い。 ・骨の状態によって出来ない場合もある。 |
歯はエナメル質に守られていますが、一度でも削るとエナメル質は剥がれ、元に戻ることはありません。
10年後、20年後もなるべく歯を失わないようにするためには、これ以上歯を「削らない」「抜かない」ことが大切です。
インプラントはお口の機能を回復させることができるだけでなく、
残っている歯も守ることができます。
生涯健康を維持していただくために
当院ではインプラントをおすすめしています。
当院のインプラント治療の流れflow and points
とはいえ、
「手術をするだなんて怖い」、「本当に安全なのか?」 等、
当院では患者さんに安心して手術を受けていただくために、次のようなことを心がけて治療を行っています。
ここでは各フローのポイントと大まかな流れをご説明します。
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01丁寧なカウンセリング・レントゲン撮影
インプラントに限らず、当院では初診で必ず患者さんとお話しする機会を設け、お口の中の悩みや治療に対する不安や要望をお聞きしています。
その上で、10年後・20年後の長期的な予防を考慮し、治療法・期間・費用・回数等のご提案をします。 -
02精密で正確な診断・治療計画の提案
より正確な診断を行うため、最新型の歯科用CTを完備しています。
このCTで得られる精密なデータから、インプラントを埋める部位の骨の質や厚み、形状、神経、血管の位置等を正確に把握し、どこにインプラントを埋めるが最適かを事前に解析・シミュレーションします。 -
03お口の中の細菌検査とクリーニング
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04専門医による安全で確実な施術
当院ではフラップレス(無切開)手術を採用しており、歯茎を剥がさずに短時間で手術をすることができます。手術時間は1時間くらいで、もちろん入院する必要もありません。
切開や縫合を行わないため、「腫れ」、「痛み」、「出血」が少なく傷の治りが早いので、負担なく安心して治療していただけます。 -
05お口の中の細菌検査とクリーニング
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06アフターフォロー
当院では、※インプラントに最長10年の保証をお約束しています。
インプラントは人工物なので虫歯になりませんが、その周囲に歯垢が溜まると炎症が起き、顎の骨が溶け、抜け落ちてしまうこともあります。そのため、患者さんには年3~4回来院してもらい、メンテナンスやブラッシング指導を受けていただいています。
※ただし、この保証システムは患者さんが術後の定期メンテナンスをきちんと受けていただくことが条件です。
FAQfaq
患者さんからよくいただくご質問にお答えします。
ここに載っていないことでご不明なことや不安などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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- Q
- インプラントの材料は何ですか?
A: 世界中のシェアの90%以上は純チタンで作られた歯根型のインプラントです。
チタンは歯と結合してしっかり噛めるようになります。 -
- Q
- どのような手術をするのですか?
A: 抜歯をするときと同じように局所麻酔で行います。
歯肉を切開して顎の骨の丈夫な部分に穴を開け、インプランを埋め込んだ後、傷口を縫合して終わりというのが基本的な手術の流れです。
ただし、当院ではフラップレス(無切開)手術を採用しているため、切開をせずに粘膜の上からピンポイントで骨に穴を開けることが可能です。 -
- Q
- 痛みなどが不安なのですが大丈夫ですか?
A: 麻酔をしてから行いますので、手術中に痛みはありません。
術後の痛みや腫れもほとんどなく、あったとしても2、3日でおさまります。
術前にCT撮影等の検査を十分に行い、複数の専門医で診断します。そして、コンピューターで綿密なシミュレーションを行い安全な手術を行います。
どうしても手術への不安や恐怖が大きい方には、大学の麻酔科との提携により専門医が加わり、静脈内鎮静法で手術を行います。
この方法は手術中ずっとうたた寝をしているような状態になり、記憶がほとんどないため、痛みや恐怖等のストレスを感じることなく手術を終えることができます。 -
- Q
- インプラント治療は誰でも受けられますか?
A: お口の状態によって判断されます。
お口の衛生状態の悪い方(重度の歯周病)、骨の量や密度が十分でない方、心臓病や糖尿病などの全身疾患のある方、妊娠中の方は、制限されることがあります。
歯槽膿漏の場合は、事前に歯槽膿漏の治療をしてから、インプラント手術を行います。
糖尿病の場合は、主治医の意見をお聞きし、血糖値のコントロール状態を確認してからの判断となります。
年齢の制限はありませんが、骨の成長が終わる20歳以降に治療を受けることをおすすめしています。
当院では最高年齢は83歳です。
顎の骨がやせてしまった場合でも、人工の骨を作ることができます。
「私はどうかな?」という場合には担当の先生にぜひご相談ください。 -
- Q
- インプラント治療は誰でも受けられますか?
A: 世界的に見ても現在のインプラントシステムにほとんど失敗はありません。
インプラント学会の発表では、手術の成功率は94~96%と公表されています。 -
- Q
- 治療期間はどれくらいですか?
A: インプラント治療の大まかな期間は、カウンセリング・CT撮影・治療計画の提案に1カ月、※インプラントの埋め込みに3~6カ月、 かぶせ物(人口の歯)の型どり・制作・装着に1カ月を要するので、合計約6~8ヵ月とお考え下さい。
※インプラントが骨と結合するまでに、下の顎で約3ヶ月、上の顎で4~6カ月かかるため、治療内容により差があります。 -
- Q
- インプラントは何年くらいもちますか?
A: 定期的なメンテナンスを行っている方の埋入後10年の生存率は95%以上です。
天然の歯と同様、インプラントも大切なのはお口のお手入れと定期健診を受けることです。
お口の衛生状態が悪いと寿命が短くなる場合もあります。
患者さんの声voice
実際に当医院でインプラント治療を受けられた患者さんの声をご紹介します。